吉田町住吉 骨盤矯正 変形性膝関節症 3ヶ月前から膝が痛む
2015-01-19
・階段の上り下りが片足で支えられない
・膝に力が入りにくい
・正座をしようとすると、膝が痛くて曲がらない
・急に膝が腫れて、水が溜まったようで曲げられない
このような膝の痛みが50代から60代の女性に多く起こります。
痛みがあるから整形外科に行ってみると、
「膝のレントゲンでは骨に異常がない。まだ大丈夫ですね。痛むようなら注射を打ちましょう。」
ということで、膝に注射を打ったけどイマイチ痛みが変わらない。
これって変形性膝関節症の初期症状です。
レントゲンで異常があるほどでは、相当辛い状態になっています。
そんな変形性膝関節症とはどんな症状でしょうか?
【変形性膝関節症とは】
正常な膝関節は、関節表面が軟骨で覆われています。弾力性のある軟骨が膝関節にかかる衝撃を和らげたり、関節の動きをスムーズにします。
しかし変形初期には、軟骨はすり減ったりと摩擦による状態変化はありますが、自覚症状は乏しく、ほとんどありません。
重度の変形性関節症では関節を覆っていた軟骨が磨り減り、骨が直接ぶつかるようになります。ここまでくると曲げたり伸ばしたりの運動で激しい痛みを発生します。
【変形性膝関節症の症状】
動作をする際に痛みが出る。
深く曲げたり、しっかり伸ばした際に膝関節の痛みで顔を歪める。
膝関節が炎症することで、関節液が大量に分泌され関節に「みず」がたまること(関節水腫)も。
「みず」を抜くとクセになる?
結論から言うとクセになるわけではありません。
炎症が起きているので、その炎症を下げようと体の防御反応で起きるものですから、そもそもの炎症(関節の負担)を軽減しなければ「みず」は無くなりません。
【変形性膝関節症の原因】
加齢によるものが大きいです。他には筋力低下、肥満など膝関節に負担がかかっていることが主な原因です。
● 足に合わない靴やハイヒール
歩きづらい靴を履きながら繰り返し歩行することで、各関節に負担がかかります。やがてはO脚や外反母趾を起こし膝関節に負担がかかり変形を増長します。
● 体重増加と筋力の衰え
特に女性に多いことですが、50代になってから、仕事の量ややることが少なくなり、運動量が減ることで、体重の増加や筋力の低下が起きます。
● 外傷により痛めてしまってから、負担がかかることでより炎症が起こります。
【施術方法】
膝関節自体の施術はもちろんですが、骨盤を整える矯正することで、膝関節にかかる負担を軽減していきます。
① 骨盤や股関節を正しい位置に整え、腰椎への負担を減らすことで、腰椎からの神経圧迫を改善します。
脊椎の隙間が狭くならないように、可動性を確保します。
② 股関節の可動域の改善。足首や足裏のアライメントを整えるます。
膝関節に関係のある、腸腰筋、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、中臀筋などのストレッチや補強を行います。
③ 初期の場合は、積極的な運動療法を行います。
当院では電機治療器による筋力トレーニングを行います。
④ 患部である膝関節は関節可動域を改善するために関節包内運動を行います。関節包内で運動をすることで、無理な負荷をかけることなく、痛みのない調整を行います。
【予防法】
各段階において予防法は異なるので、詳しくはご相談ください
① 腿の前後の筋肉をストレッチする。
股関節のストレッチ、腿のストレッチ、ふくらはぎのストレッチを丁寧に行いましょう。
アキレス腱伸ばしや、腰部の前後屈も効果的です。
② 無理な関節運動は避けて、体重のコントロール、筋力の弱化を防ぐことが大事です。
③ 靴や靴下の変更も効果的です。
テニスボールを膝関節の裏側へ入れて、ほぐす。
ゴルフボールを足の裏で転がして、ほぐす。
変形性ひざ関節症は、各段階において治療法が異なります。
詳しくはご相談いただきたいと思います。
明らかに疼痛が激しい場合や歩行困難な場合は、医師の診察を受けていただくように、当院からご紹介いたします。